現代・近現代小説

生意気ながら,100点満点で面白い度を採点します.
小説関係については,面白いと思うものを挙げますが,お勧めというわけでもありません.
知識や教養をつけるものではないと考えるからです.
作品というよりは,作家の紹介です.良い本を書く作家は,どの作品も面白い.

国境の南・太陽の西,ノルウェイの森(村上春樹) <95点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.
高校生の時に一番好きな作家だった.感情を殺した独特の世界観は一読の価値はある.
ドキドキ感がある訳ではないが,起承転結はちゃんと押さえているし,どの作品もお勧めできます.

白夜行(東野圭吾) <80点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.
ドキドキ感はぴか一.
とても面白かったのは覚えているが,どんな世界観だったかは残念ながら覚えていない.

僕の中の壊れていない部分(白石一文) <75点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.
世界観は,おそらく村上春樹の影響を強烈に受けている.
人物の感情描写が上手かったと思う.

白い巨頭,二つの祖国(山崎豊子) <95点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.
どの作品も,かなりの取材を行って書いているのが読んでいても伝わる.
この人の作品は,教養という面からお勧めできる.

オーデュボンの祈り(伊坂幸太郎) <70点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.ここでは1冊紹介.
この人の本は,ドキドキというより,読んだ後のなるほど感が気持ちいい.
作品を超えて,同じ人物が出てきたりする.一度読んでると,違う楽しさもある.

青の炎,13番目の人格ISOLA(貴志祐介) <90点> 2012.03作成

何を読んでも面白い作家.ここでは2冊紹介.SF系になるのかな.
手軽に読める,かつ,面白いので,軽く読みたいときはオススメ.
最後にいつもどんでん返しを用意してくれている.小説の終わらせ方はぴか一ではないか.

ナイフ(重松清) <70点> 2012.03作成

大体何を読んでも面白い作家.ここでは一冊紹介
思春期のアンバランスな感情描写がとてもうまかったと記憶している.
自殺未遂の描写はすさまじかった.